遺伝学と数理モデルによる
新しい作物開発への挑戦

研究の概要

人類は長い時間をかけて野生植物を改良し、生活に利用することのできる様々な作物を作りだしてきました。刻々と移り変わる環境の下、将来の私たちの生存基盤を維持するためには、作物の持続的な改良が欠かせません。この研究では、遺伝学と数理モデルを用いることで、品種改良の新しい方向性を模索します。特に、未利用のイネ遺伝資源が持つ新奇形質を数理モデルにより理解し、その利用法を分子遺伝学により開発することで、品種改良に貢献することを目指しています。

学生へのメッセージ

様々なイネを扱った品種改良に関する研究を行いたい人、植物のかたちや動きの数理に興味がある人、温室・農場で植物を栽培して研究してみたい人、一緒に研究をしましょう。数理モデルは難しく聞こえるかもしれませんが、基礎から教えます。また、モデルを使わない遺伝学の研究をする学生も多いです。北海道大学農学部応用生命科学科 植物育種学研究室で研究を行っています。

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